FP資格をどう活かそうか?

~FPでリスタート~ CFPの資格を活かして人生を再スタートしてみる

がんであったことが判明したときの保険会社の対応について

こんにちは。ぶんたです。

昨日、妻が保険料支払免除特約を適用されたことを記事にしました。

自分自身、どこまで書いていいのやら迷うところだったのですが、読み手によっては核心に迫る部分を知りたいのかなのかとも思い、少し詳しく書いておこうと思います。

 

実は、妻は乳がんでした。家族内でのショックも大きく、当初は医療保険のことなど考える余裕もありません。初回手術の結果、転移していることも判明し、当時は子供も幼稚園生だったこともあり生活も大きく変わることになりました。

たまたま近所に保育園があったので一時預かりをお願いしたり、外部団体のスキーキャンプに申し込んで子供を数日間預かってもらったり、様々な制度・サービスを活用しましたが、今となっては「当時はよく頑張ったなぁ」と思い出にさえなっています。

 

保険金の申請をしたのは術後、半年以上を経過してからだと思います。審査対象となったのは、がん保険の会社の方でした(医療保険の会社はすんなりパスしました)。

保険会社の委託先から審査員が自宅に訪問し、丁重に言葉を選びつつお見舞いの言葉をいただき、でも、審査をさせて欲しい、と言うわけです。

でも、これは仕方のないことですよね。保険会社からすれば、加入後2年経過していないにも関わらず何百万円もの保険金を持って行かれるのですから、必死こいて信憑性を確認しにかかります。

結局、過去数年の健康診断の結果、過去にかかった医療機関の治療履歴などについてヒアリングがありました。

しばらくして、同じ審査員の方が再度訪問してきました。今度は、「その病院に直接ヒアリングしてもいいですか?」。もちろん、こちらは「OKです」としか言いようがありません。こちらも誠意を尽くし、様々な部位のがん検診の結果など、あらゆる結果を提出しました。実は、乳がんについては、自宅で手軽に検診できるものはありませんでした。胃・肺・子宮・大腸がんは健康保険組合が郵送のキットで検査してくれるのですが、乳がんはありません。でも、毎年きちんと積極的に健康管理に努め、検診も受診していたという事実を提示できたことに対しては保険会社に対して印象がよかったようです。乳がんだけ検診していなかったのは、育児のためできなかっただけのことです。

そのため、最終的には保険会社から郵送で「適用」の連絡があり、無事に保険金全額を支払っていただきました(相当過分にいただきました・・・)。

 

事前に、保険代理店の責任者(この方が頼りになる方でした)の方に相談しておいたのですが、審査が厳しい可能性があることは聞いていたのでそれなりの覚悟はできていました。罪人扱いされたような不快感を持ったのは忘れることができませんが、こうした経験を持つのは私達夫婦だけではないと思います。

こうした実体験は今後のFP活動に役立てるのかな、と思っています。